2025年3月1日よりハーフライフルの規制が変わりました。

この記事を読んでいる人は知識が無い人を想定していますので、
当たり前のことを書いているかもしれませんが、ご了承ください。

まず、ハーフライフル規制って何ですか?

関連動画
https://youtu.be/EkmSRJwwusU

日本で意味する「銃」とは「猟銃」を意味します。
「拳銃」「機関銃」を所持が許されているのは「警察官」「自衛隊員」「特定の公務員」です。
一般人が持つことは許されていません。


・・・ヤクザ屋さんはどこから持ってきているんだろう。。(苦笑)

はい、「猟銃」の話にもどります!
「猟銃」は大きくわけて3つに分けられています。

空気銃|散弾銃|ライフル銃

「空気銃」は名前のごとく、空気で弾を飛ばす銃になります。
「散弾銃」は名前を見ると「散る弾」の銃で1つの弾の中に複数の小さな弾が入っているものを飛ばす銃になります。



【散弾銃で使える弾の種類】

弾が小さくてたくさん入っている >>>>>>>>>>>>>>>> 弾が大きくて数が少ない

10号>9号>8号>7号>6号>5号>4号>3号>2号>1号>BB>OBB>スラッグ弾(スラグ弾)*最終1個しか入っていません。

散弾とはいうものの、スラッグ弾は弾1個になります。
用途としては小さい弾が沢山入っているほど命中率は上がるが威力が少ない → 鳥
1個の弾で一撃必殺 → 鹿や熊、イノシシ

こういった使い分けになっています。

「ライフル銃」は命中精度、威力ともに日本で扱える最上級の銃になります。
→ 危ないので、通常は散弾銃の所持許可が出てから、経験を積んで10年後から可能となります。



さて、本題に入ります。
「ハーフライフル」って何ですか??

先ほどの区分けで言いますと 空気銃|散弾銃|(ハーフライフル)|ライフル銃
こんなイメージです。

散弾銃とライフル銃の大きな違いの1つとして「ライフリング」がされているかどうかがあります。

「ライフリング」とは?


*Wikipediaより

このように弾が発射されて通過する筒の部分に螺旋が彫られており、
弾は射出される際に回転しながら飛んでいきます。

そのことにより、より精度の高い射撃が可能となっています。

話が見えてきましたね!

「ハーフライフル」=「ハーフ」+「ライフル」

つまり、散弾銃でありながら、半分ライフリングされている散弾銃のことをハーフライフルと言います。
通常の散弾銃の筒の内側はツルツルで何も加工されていません。

警察でもハーフライフルは散弾銃と一律同じ扱いではありません。
猟銃を所持した人には所持許可証というのが渡されます。



「ハーフライフル」の種類は「ライフル銃及び散弾銃以外の猟銃」とされています。

2025年2月28日までは散弾銃に半分ライフリングされているだけだから、散弾銃だよね。
2025年3月1日からは半分でもライフリングされているんだから、ライフルとしましょう。

イメージとしてはこうなりました。我ながら、説明が上手い!(笑)

威力や射撃性能で危険度で表すと
空気銃 > 散弾銃 > ハーフライフル > ライフル銃

となります。

一般の人からみれば、「ふーん、そうなんだぁ~。」で終了のお話ですが、
ハンターからは大ブーイングです!


怒る原因は射撃性能の差と手続きの面倒さが増えたことになります。

【単弾比較(スラッグ弾)による射撃性能について】

散弾銃 → 無回転ボールを投げる → 狙撃距離30-50m
ハーフライフル → 回転ボールを投げる → 狙撃可能距離100-200m

どちらがより的に当たりますか?という話になります。

散弾銃でもスラッグ弾が撃てるので、近距離での威力はハーフライフルと同程度です。
しかし、無回転で投げるので、空気抵抗を直に受けて方向が定まりません。
距離が伸びれば伸びるほど威力と命中精度は下がります。

ハーフライフルは半分ライフリングがされているので、性能が倍以上違います。

特に北海道では牧草地で撃つ人が多いので、30-50mの近い距離で撃つ場面は少なくなります。
また、食肉処理施設に搬入するにあたり、頭・首撃ちと指定されることがありますので、
その射撃性能では当たる確率はグッと下がるわけです。

ヒグマに至っては危険をかえりみずに至近距離で狙わなくてはならなくなります。


それを補っていた散弾銃区分のハーフライフルがライフル区分に移ってしまいました。

ハンター的にどういうことかというと。。
今までは散弾銃を所持できる段階(初めての猟銃)でハーフライフルを申請出来たのが、
ライフルと同じく所持許可に必要な年数が10年になります。

あなたがハーフライフル/ライフルを所持出来る10年目になりました!
どちらを選びますか?

散弾銃に比べたら精度は良いが、ライフルに比べたら精度は落ちる。
そりゃ、ライフルですよね!

「それ意味ないじゃん!」とハンター達は怒っているわけです。

冒頭のニュースにもあったように長野県の事件で使われていたのがハーフライフルだったようで、
規制が厳しくなったと聞いています。

実際の距離的なことを考えると散弾銃かハーフライフルかは関係ないのですが、
世論パニックで一般にはそんなことはわからないので、とりあえず規制強化だよね。。ということです。



【今後の流れと変わること】

なかなか厳しくなったものの、10年未満でも今まで有害駆除でハーフライフルを使用している人は特別に許可を出しましょう!
という流れになっています。

車でいうところの中型免許(8tに限る)みたいな感じですね。

有害駆除に従事していて、ハーフライフルを「有害用」使用している人は例外的に許可になるようです。
ただ、「狩猟用」だけで申請は出来ないんじゃ、なかろうかというところです。

【実銃以外でも色々と変わること】

・使用実績のない銃の取り上げ年数 3年→2年
これは猟銃の所持許可証は「免許」ではないということを認識しなければなりません。

車の免許 = 車に乗っても乗らなくても良い。
許可証 → あなたが「狩猟用」「有害駆除用」または「標的射撃用」と使いたいと言ったので、許可を出します。
*あなたが申請を出したその猟銃は何の用途で許可を出しているのですか?

その用途に沿って許可を出してあげたにも関わらず、2年間も使用していないのであれば要らないですよね?
許可を取り消します。というものです。「通称:眠り銃」

この申請時にハーフライフルを「狩猟用」としてだけで許可証を発行して貰っている人はおそらく取り上げ対象となるんだと思います。
大体は「狩猟用」「有害用」2種類で申請している人が多いと思います。
*まだ警察の動きは聞きませんが、そういうことなんだと思われます。憶測ですみません。。


・弾帳簿管理の詳細化
今まで行ってきた弾の購入、消費等をより詳細に記載したものを提出して下さい。

例)散弾の弾を 購入:「5号×25個」「スラッグ弾×50個」=計75個 / 消費:散弾20個(種類問わず)
→ 消費:5号×15個 スラッグ弾:5個 合計:20個 + どの銃で使用したか銃番号または許可番号を記載する。

・更新手続きの際に帳簿の弾数と合っているか、現物確認のため訪問
→ やましくなければ、問題ないはず。見に来るのか、、部屋を片付けなければ!(笑)

・ハーフライフルを所持していて更新を受ける場合、今までは散弾銃の技能講習だったのが、ライフル射撃場での単弾射撃となる。
・ハーフライフルで使用されるスラッグ弾はライフルの弾数上限数である実包50個ではなく、従来通り散弾の弾と同じ300個に含まれる。

主にこんな内容になります。

【ちょっと個人的な、お話】

先日、10年未満による白糠町からの推薦状付きでライフル銃の申請に行ってきました。
ちょうど、この時期にぶつかりました。

通常の猟銃の追加手続き
________________________

必要な講習参加 → 証明書ゲット

書類を沢山集めます。(多すぎて書くのが嫌なので、省きます。。(笑))

警察に申請

弾を買える許可(教習射撃で使う弾)   【省略可能になった】

教習射撃 → 証明書ゲット        【省略可能になった】

銃の追加申請(書類を沢山集めます)

あなたの身辺調査

OK

銃を実際に警察に持って行き該当銃か検査

猟友会で弾の購入許可をもらう
________________________

こんな感じの流れです。

2月中旬くらいに書類を揃えて一度警察本部にあなたにライフルを持たせても良いか情報を送りますと言われ、行ってきました。
推薦状付きの申請の場合はこの手続きを踏むようです。

そして2月27日に連絡が来まして、問題がないので、次の手続きに進めますとのことです。

通常であれば、ライフルの射撃教習をして証明書をゲットしなければならないのですが、
3月1日からハーフライフルはライフル区分になるので、有害駆除の参加証明書があれば省略出来るとのこと!

やったぜ!役場に言って出して貰えたので、射撃教習が丸っと省略できました!
時間で丸2日、お金で50000円くらいお得になりました!

ただ、これを見た人は気を付けて欲しいのが、2025年3月1日以降にハーフライフルで有害駆除をした参加証明書を発行してもらえることです。
2025年2月28日までは散弾銃として扱われるので、有効な参加証明書にはなりません。
お気をつけください。

ちょっと、何言っているかわからなくなりますね。

長々と書きましたが、2月上旬地点では地方警察もはっきりとした回答が出来ないと言われたので、
署内もバタバタしているのだと思います。

嘘は書いていないつもりですが、もし認識にあやまりがありましたら、すみません。
また何かしらの変更があるかも知れませんが、ご参考になれば幸いです。