えぞ鹿ハンターになろう!【罠猟編⑦:罠猟収支】
この記事は罠猟でエゾシカハンターになるまでの流れと必要なものを書いていきます。
シリーズを最後まで読んで頂ければ、専業でもやっていけるように書いて行きますので、
参考にしていただければと思います。
【ステップ7:罠猟収支】
プロでやっていく以上、収支を現実的に把握しておかなければなりません。
すでに罠や道具が揃っている前提で書いています。
収入 | 備考 | |
有害駆除補助金 | 9000円前後 | 白糠町例年 |
鹿買取り | 0-5000円前後 | 個体差あり |
1頭当たり | 9000-14000円 | 補助金&卸前提 |
出費 | 備考 | |
罠修繕費 | 300円~ | ものにより変動 |
燃料代(1日100km走行) | 1800円~ | もっと走るかも |
車検・オイル交換・修理保険等、車維持費用(1日) | 300円~ | 目に見えないお金 |
消耗品(手袋・長靴・ナイフ等) | 100円~ | |
税金 | 10%~ | |
収支計算(買取り8000円&有害駆除補助金有り) | 備考 | |
1頭 | \10,000 | |
2頭 | \20,000 | 1日の目標値 |
3頭 | \30,000 | |
4頭 | \40,000 | |
5頭 | \50,000 | |
収支計算(補助金のみ) | 備考 | |
1頭 | \5,000 | |
2頭 | \12,000 | |
3頭 | \19,000 | 1日の目標値 |
4頭 | \26,000 | |
5頭 | \33,000 |
あくまでも目安なので、該当地域の補助金や買取りで左右されます。
要確認です。
平均してこれくらい捕れるようであれば、専業としてやっていけます。
有害駆除補助金ありきなので、補助金のが出ないと食べていけません。
その辺はしっかりと考えていきましょう。
仮に白糠町に引っ越してきたとして罠猟だけで食べていくと決意した場合。
補助金の年度始まりは4月なので、それに合わせて行動した方が良いです。
1、狩猟免許取得・引っ越しして住民票を移す・猟友会に所属 → 有害駆除隊員になる。
2、罠の設置出来る場所を紹介してもらう、またはあいさつ回り設置許可を貰う、国有林等に設置できるように役場へ話をしておく。
3、罠猟の道具を準備
上記、3点を3月までに準備して整えておく。
4月から白糠町全体で5000頭上限で補助金スタート!
例年12月頃には有害駆除の補助金がなくなるので、それまでに捕れるだけ捕っておく。
月40頭を9ヶ月目標で(360万円 - 経費)で計算すると普通の生活は出来るかと思います。
買取りをしてもらえる場所があれば、500万円~にはなりそうです。
*大事なこと、職務怠慢注意!*
回収しやすい場所に罠を設置したくなりますが、捕れるところに罠を掛けるようにする必要があります。
しんどい場所もありますが、専業でやっていくのであれば、鹿が通るところに罠を設置ましょう!
最初からそんなに捕れはしないと思いますので、慣れるまでの1-2年は様子を見ながらやると良いかと思います。
罠猟だけとなると豪華な生活は出来ませんが、食べていけるくらいには稼げます。
最初は月に20頭捕れれば上出来です。
今回のお話はここまで。
次回は罠猟の1日の仕事について書いていきます。
https://www.kitanojibie.jp/page/213