えぞ鹿ハンターになろう!【罠猟編④:罠猟の道具】
この記事は罠猟でエゾシカハンターになるまでの流れと必要なものを書いていきます。
シリーズを最後まで読んで頂ければ、専業でもやっていけるように書いて行きますので、
参考にしていただければと思います。
【ステップ4:罠猟の道具】
エゾシカを罠で捕る方法はいくつかありますが、一般の方だと現実的には「くくり罠」一択になります。
くくり罠の種類
「地面を掘るタイプ」「置くタイプ」
×
「押しバネ式」「引っ張りバネ式」「折り畳みバネ式」
【オススメ】
置くタイプ × 折り畳みバネ式
地面を掘るタイプは冬場は地面が凍っているため役に立ちません。
バネは何でも良い気もしますが、30個かけるとなると手間が少ないものが良いでしょう。
動作がチンチロ式というのもありますが、初心者にはなかなか難しいのでパスで良いかと。
まあ、捕れれば何でも良いですけどね!
罠を作る為に必要な道具。
______動作部分より上______
・ワイヤー(4-5mm) 1つに3-4m使用
・より戻し
・締め過ぎ防止金具
・シャックル
・バネ
・ワイヤーを止めるスリーブ
・かしめ工具
・ワイヤーカッター
_______動作部分________
・罠 ← これは購入するのが無難です。
___________________
価格としては1つ5000円前後を想定 × 40個ほど用意。
30個まで設置可能なので、予備を持っておきましょう。
【大型道具】
専用自動車/軽トラック
これは無難に軽トラで良いかと思います。
たくさん捕れた日は何往復かすれば良いかと。
銃猟とは違い、今すぐに回収しなければならないわけではないので。
ウィンチ(1万円~5万円)
車の前後につける自動ワイヤー巻き取りする道具です。
悪路ではまった時や獲物を引っ張るときに使えます。
大型ソリ(5000円前後)
鹿を乗せて引っ張るときに使います。
長距離を引っ張ると背中や肩、アバラなど地面に擦れて内出血して品質が落ちます。
【色々必要な小道具】
・止め刺しナイフ(刃物が長いもの、心臓を一突きに出来るもの)
・電気止めさし(電気ショックで動きを止める/必要であれば)
・血抜き用ナイフ (色々と種類がありますが、好きなものを)
・アバラ骨開腹用ナイフ/ノコギリ (時間がかかる場合は品質維持の為、早々に内臓を摘出します)
・ニトリル手袋 (解体時に汚れるので、必要であれば)
・ロープ (獲物、回収用ロープ)
・工具箱 (ナイフなどの危険物はそのまま持っていてはいけません)
・スパイク付き長靴 (滑らないように)
・ウェーダー (川や水の中を超える場合)
・カッパ (プロは天気の悪い日も関係ありません)
・双眼鏡 (遠くから確認したい方)
・ヘッドライト(必要であれば)
・罠動作確認センサー/発信機・受信機(必要であれば)
・トレイルカメラ(実際に獲物が来ているか・イタズラ防止記録/必要であれば)
・ペットボトルなど、解体後すぐに冷やせる道具 (鹿の肉の品質を保つため)
・手袋 (鹿を引っ張る際や冬用の防寒)
・車荷台カバー (一般の人から警察に通報されないように、見た目には気を付ける)
・ノコギリ (倒木や鹿の角を切る/当たり前ですが、解体用ノコギリと兼用しない)
・無線 (仲間内に救助連絡や情報交換 / 資格必要)
・クマ除けスプレー (念のため)
・虫よけスプレー (気になる人は)
・カメラ / スプレー / 看板 / 指示書 (有害駆除報告用)
・厚手のゴミ袋 (摘出した内臓やゴミ入れ)
・予備の着替えやナイフ等
↑上記、小道具で車の中がごちゃごちゃします。
毎日猟に行く中で車をいつも綺麗に使うのは難しいので、道具として割り切って使いましょう。
初期費用はかなりの額がいきますので、要注意です。
銃とは違い弾代がかからないので、長期的にはお得です。
下記、比較的安くて罠の小道具が揃うお店です。
https://nihonichi.info/product/index.html
まわしもんじゃないですよ~(笑)
今回のお話はここまで。
次回は銃猟と比べての罠猟のメリットについてお話を書いていきます。
https://www.kitanojibie.jp/page/210